実質的な環境教育の実施
環境活動に取り組む基本的理念を指導する一般教育と、実務における法令等遵守およびノウハウの伝承のための専門教育の二つの柱による体系的な環境教育を行っています。また、QMS/EMS認証の継続活動を通じ、計画的かつ実質的な環境教育を進めています。個々の力量評価は力量マップの活用による管理と能力向上を図っています。また、安心・安全な職場づくりの観点から、構内協力企業の皆さまも対象にした危険体感教育を開催し、危険の疑似体験を通した、知識に偏らない危険予知と危険作業の防止に効果を上げています。技能道場・品質道場は、ツダコマ品質を造りこむノウハウの伝承・習得を目指して開講し、初心者からベテラン技能者まで幅広い世代の技能の習得と思い込み作業の防止に役立てています。
主な環境教育
教育区分 | 教育項目 | 教育目的 | 受講対象者 |
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一般教育 | 新入社員研修 | ■ツダコマ倫理規範・行動規範、労働安全・衛生活動の理解、環境方針の理解■危険体感教育■QMS/EMSの理念と活動の理解■津田駒社員としてのCSR・SDGs活動の理解■安全運転教育 | 新入社員 |
QMS/EMS | ■QMS/EMS認証の継続と評価に基づく改善活動の実践と向上 | 全社 | |
専門教育 (環境・品質・法令・安全衛生) |
廃棄物処理法 | ■廃棄物処理法契約書締結業務の理解(契約書の確認、委託先視察評価) ■契約書締結業務の理解と力量の取得 |
担当者 |
化学物質管理 | ■化学物質取り扱いに関する知識の習得、力量の向上■SDS記載内容の理解(PRTR法、VOC、安衛法、対象物質含有量、消火方法)■設計・サプライチェーンにおける法令遵守モニタリング | 化学物質使用部門 | |
グリーン購入法 | グリーン購入法法に関する知識の習得 | 開発、調達部門担当者 | |
内部環境監査員教育・レベルアップ | ■ISO14001規格要求事項の理解 ■内部監査プログラム記載「監査方針」「監査の目的・重点」に合致した監査に必要な新任監査員力量の確保 |
内部監査員候補者 | |
■内部監査員・リーダー育成 ■内部監査プログラム記載「監査方針」「監査の目的・重点」に合致した監査に必要な監査員力量の向上 |
内部監査員 | ||
エネルギー管理 | 省エネ法及びエネルギー管理知識の習得 | 業務担当者 | |
コンプライアンス研修 | コンプライアンス全般に関するセミナーを開催し、遵法意識の向上を図る | 幹部 | |
技能道場、品質道場の展開 | ツダコマ品質を造りこむノウハウの伝承・習得 | 製造部門 | |
危険体感教育 | 知識教育だけではなく、身をもって危険の疑似体験をすることで、危険に対する感受性を向上し動労災害を根絶 | 製造部門・構内協力企業 他、部門問わず受講可能 | |
工場防火管理 | ■工場防火管理者を選任し、地域の工場防火管理者研究会に参加■消火訓練■自衛消防隊編成■地域の消火技術競技大会への参加 | 全社 | |
著しい環境影響の原因となる可能性をもつ作業の手順書教育 | 著しい環境影響の原因となる可能性をもつ作業の環境リスクの重大性を理解すると共に、緊急事態発生時の対応に必要な知識、力量を習得 | リスク関係部門 |