サステナビリティ

CSR・SDGsの取り組み [SDGs宣言] 持続可能な社会を支える当社の製品

繊維産業を、もっと新しく。
繊維産業で、もっと国を豊かに。
繊維機械事業

布を織るという行為は、有史以来、人々が受け継いできた最もサスティナブルな営みの一つです。当社は、1909年の創業から常にその最先端の技術で織りの進歩を支えてきました。今日、当社は最先端ジェットルーム納入台数世界一の実績を有し、環境も慣習も異なる世界の多様な繊維市場に、細かなサービスと、誰もが使いやすく、安全かつ高性能な織機を提供してきました。特に、中国、インド、東南アジア諸国等、繊維産業によって経済発展をめざす新興諸国において、織布産業の近代化を促し、各国の国際競争力の向上、人材の育成、雇用の創出に貢献してまいりました。
日常の生活に欠かせない衣料、アウトドアやスポーツシーンで流行の高機能軽量素材はもとより、カーテンやベッドシーツなど生活を豊かにするホームテキスタイル、湿布薬や防護服などの医療用素材、ティーバッグなど安全性が最優先される食品用素材、自動車のエアバッグや災害時に利用されるブルーシートなど命と生活を守る産業資材、寒冷紗などの農業用資材など、さまざまな繊維製品が当社のジェットルームにより、最も効率的かつ高品位に生み出されます。さらに、クリーンエネルギーとして注目される風力発電設備においては、風力発電装置の羽の型用基布の製織にも利用されます。
また、環境問題にもいち早く取り組み、織機稼働時の電力消費・水消費量の削減、さらには排水処理技術・リサイクル技術の研究にも取り組んでいます。
当社はジェットルームのリーディングカンパニーの誇りと責任を負って、持続可能な繊維産業の発展に貢献しています。

環境配慮製品の開発をご参照ください)

タオル用エアジェットルーム
サイジングマシン

革新技術をカタチに。
素材と時間の無駄を削ぐ。
工作機械関連事業

工作機械アタッチメントの開発は1937年のスタート以来、時代の加工要請に最適な製品の提供を続けてきました。1968年、国内初となる NC 円テーブルを開発し、以降急速に進化する様々な製品の、多様な部品加工における高精度な割り出し(角度位置決め)、連続切削に対応し、高品質な製品の生産に貢献してきました。
高性能・低燃費の自動車エンジン部品やターボチャージャーの加工、スマートフォン・タブレット端末のアルミ筐体加工、カメラのズームレンズ用の鏡筒(アルミ製)加工など、人々の生活を豊かにする身近な製品や、一般産業機器の部品加工をはじめ、エネルギー分野では大型のガスタービンや蒸気タービン用のブレード(羽根)の加工に使用されています。さらに、航空宇宙分野では、ジェットエンジンの部品加工や国産ロケットの燃焼室部品の他、人工衛星の姿勢シミュレーション装置として NC 円テーブル本体が利用されています。
今後、自動車業界の EV 化や、カーボンニュートラルの動きが広がる中で、新しい部品や素材、新しい加工方法への対応が必要になります。当社は、独自の駆動機構BallDrive®(ボールドライブ)方式をはじめとし、ウォームドライブ、ダイレクトドライブの3種類の駆動方式をラインアップする世界で唯一のメーカーとして、豊富な経験とバラエティー豊かな製品群で、お客様の様々なご要望に、最適な製品を提供してまいります。そして、変化する時代において、持続可能な社会に欠かせない産業と技術革新基盤の構築に貢献します。

環境配慮製品の開発をご参照ください)

ボールドライブ駆動NC円テーブル

航空宇宙から車いすまで。
夢の素材を便利な素材に。
コンポジット機械事業

炭素繊維複合素材(CFRP)は軽量・高強度の優れた特徴を有し、自動車、航空宇宙産業をはじめ、風力発電・水素タンクなど新たな産業インフラ分野への展開が始まっています。当社は日本初の炭素繊維複合素材自動積層機など、高機能でありながら加工が難しいといわれる炭素繊維素材の自動加工装置を開発し、強靭なインフラ構築とイノベーションの推進に貢献しています。すでに航空宇宙産業向けに設備を納入しております。また、CFRP の特徴を活かした携帯可能な車いす用スロープを自社商品化し、ノーマライゼーションの実現に貢献しています。

曲面自動積層機

ロボットの導入効果を最高に。
人の働きがいを最大に。
TRI(ツダコマ・ロボティック・インテグレーション)

ツダコマグループのモノづくりのノウハウと、NC 円テーブルや搬送装置、治具設計、電子制御技術など、当社のコア技術を統合し、お客さまのロボットシステムの導入をサポートします。現場作業の自動化を進め、作業者を重労働・危険作業から解放し、より個々のやりがいを満たす働き方の実現に貢献します。

TRIによる社内加工設備

鉱さいリサイクル率 99.7%
再生可能素材“鋳鉄”
鋳造事業

グローバルブランドに成長した、ジェットルームや NC 円テーブルを支えているのは、自社鋳物工場で生産する高品位の鋳鉄鋳物フレームです。高周波誘導炉(電気式溶解炉)を採用、自動化された製造工程で CO2 排出の削減に貢献しています。さらに鋳物部品の材料である“鉱さい”のリサイクル率は、99.7%にもおよび、廃棄物を最小限に抑えています。また、自社製品の他にも、自動車部品、さまざまな施設に使われる配管用継ぎ手や安全対策用のインフラ関連部品、一般産業機械、鉄道、農機具、舶用など、さまざまな分野でご利用いただき、産業の発展、安全の確保に貢献しています。

鋳造工場

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