危機管理の基本方針及び活動
当社グループでは「ツダコマ倫理規範」に基づき、経営に重大な影響を及ぼす可能性のあるリスク、従業員の身体・生命に重大な影響を及ぼすリスク、情報漏洩に対するリスクに対し、「リスク管理基本規定」を定め、リスクの回避、低減、移転、保有のための事前・事後の対応を進めています。
リスクの管理にあたっては、人命の保護、救助を最優先し、迅速かつ適切な初期対応を重視いたします。
海外渡航者の安全確保に関する対応
輸出比率の高い当社は、たくさんの従業員を海外に派遣しており、海外で発生する危険に対する予防・回避・事故対応に関する規定を策定し、迅速な情報収集と渡航者への指示を行っております。情報の収集、対応については、外務省の海外安全情報、現地商社等の情報を重視し、出張者に対する迅速な情報提供を行っています。
情報システム管理についての対応
情報機器の取扱及び管理について「情報システム利用規定」を策定し、従業員が情報システムを適正に使用し、個人情報・企業情報の流出を防止するとともに、社内システムの安全な維持・管理を図っています。
インサイダー情報管理
インサイダー情報の管理については、「内部者取引規制および内部情報管理に関する規則」を定め、公正な市場環境の維持に努めています。
従業員に対する指導
事業所内における事故等の防止のために、労働安全衛生管理方針に基づき、全社安全衛生連絡会を設置し、グループ全体の安全活動を展開しています。
また、個々の作業時の事故防止のために緊急事態訓練、災害発生訓練、KYK教育、危険体感訓練、消火訓練、避難訓練等を行っています。
リーガルリスクへの対応
リーガルリスクへのリスク対応として、顧問弁護士契約を締結するとともに、事案に応じて専門の外部弁護士との連携を図っています。また中国においても弁護士事務所とスポット契約を結び、リーガルリスクに対応しています。
開発面におきましても、特許対策を重視し、社内に特許管理部門を設置しております。新たな技術開発の際には、他社の問題特許はないかチェックし、問題ないものは特許出願しています。また、場合に応じて外部の専門家を招聘し、協働して対応しております。さらに中国の模倣製品対策にも注力しております。中国での特許申請や、商標・意匠侵害に対しては、国内業界団体と協働して対応しています。